牛乳コンプレックス

小学校の3年生の頃だよ。
あの時はいろんな係りがあった。
レクレーション係りとか掲示係りとか。
そんな中俺は
「牛乳パック係り」という役についていた。
仕事内容は、まず給食に出てくる牛乳パックがある。
その全員分をビリっと開いて水道で洗って、窓際に干しておくという仕事だった。
係りのメンバーは俺と吉岡さんというマジメな女の子。
2人という事で、1日交代で牛乳パックを洗おうということに決定した。
季節は真冬。
水道の水の冷たさは終わっていた。
でも手がパリッパリになるくらいまで真面目に取り組んだ俺
きっちり1日交代でやった。
やった。
やった。
やった。
絶対にやった。
やったはずだった。
事件が起こったのは係りを変える時期になった時。
先生「はいじゃあ皆は前とは違う係りになってくださいね」
まぁ皆「どこの係りが良い!」だのなんだの言うわな。
すると突然、
「お前って前どこの係り??」
ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・
浅田「あっれ〜wwwwこいつ前係りどこか分からんぞーーーー!」
俺「ぎゅ、牛乳パック係りだし・・・」
「は?お前牛乳パック係りなん??」
「見たことがない・・・」
俺「1日交代で毎回やってただろうがっ!」
「吉岡しかやってない。」
「吉岡がやっとった。」
「お前、やってない。」
俺「何・・っ」
末次「お前って牛乳パック係りの影薄いよね。」
浅田「目立たないって意味だよぷぷぷのップ〜wwww」
だまれえええぇえぇえぇえぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
なんだよさっきから浅田やろうが
影薄いの意味くらいしってんだよ
つか誰がお前らの飲んだ後の汚いストローを取って捨ててやったとおもってんだよ
パックの中にストローを埋め込むな!別々で捨てろ!
俺が牛乳洗ってるときお前ら廊下でギャーギャー走ってたろうが
そしてどこまで影薄男だ俺は
かいけつゾロリときょうふの牛乳パック係りか?


なんか寒くなってきたわ

あれ以来牛乳パックは好きじゃない。
俺にもパトラッシュみたいな奴欲しい。